2009-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスの変更点について――――症候会議12月号

イマダ

症候会議忘年会の告知

告知だよ

下々のみなさんどうも、イマダです。倒錯委員長は最近、以下のような案件でヨコハマをかけずり回っていました。 北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)公開講座[第一期] 「サブカルニッポンのアーキテクチャ」 概要:いまや都市文化の重要な一角を占め…

『退屈論』と精神分析の狭間で妄想 漂流3日目

最近、本や映画でよく「退屈」という言葉が出てくるような気がして、(僕がそれを選んで読み取っているだけなんだろうが)読まずに放っておいた小谷野敦の『退屈論』に手が伸びた。 ■ 人は退屈する。 人は退屈すると、ぼんやりと死について考えてしまう。漠…

症候会議4月号

イマダ

グローバル・ヴィレッジって、だれがいった?

2nd GIG 昨夜、出川哲朗が「アイドリング」なるアイドルの番組に出ていて、「わさび寿司」と「さわってさわってなんでしょねー」(箱の中に穴から手を突っ込んで中に何があるかを当てるゲーム)の、その「やり方」をアイドルたちにレクチャーしていた。「や…

マツコ・デラックスを巡る冒険 漂流2日目

今週号のAERAにマツコ・デラックスのインタビューがあったので買ってしまった。 初めて見たのはTBS「ピンポン!」のコメンテーター。その巨漢に衝撃を受け、「デラックス」という名のハマリ具合にまた衝撃を受ける。そして、言ってることがめちゃめちゃマト…

触発されて応答してしまいました

2nd GIG ウサイン・ボルトが世界新のタイムでゴールラインをまたいだとき、僕はそれを弟と視ていたのですが、真横から走者を追うアングルのカメラを指しての彼の「このカメラマンが走った方が早いんじゃね?」という発言にやられてしまいました、どうもイマ…

マルチメディア文化課程の根の深ーい問題 漂流1日目

「マルチメディア文化課程にいて困ることは…? 何を勉強してるか親に説明するのに苦労するところかなー。」 マルチメディア文化課程に所属していて、こういう会話をしたり聞いたりしたことはよくあると思う。いわゆる「マルチあるある」だ。 自分も他人に聞…

新たな企画

moso magazine編集局長からのお願いです。 僕に「お題」をください。 moso magazineは創刊以来1年半あまり、狂ったようにばんばん更新したかと思えば、誰も何も言わないのをいいことに2ヶ月以上サボったりなんかして、なんやかやでもうかれこれ50回を超えた…

ラブ・イン・エレベーター

2nd GIG マイケル・ジャクソンの件についてもしかり、最近「アメリカのこと」となればなんでもかんでもすぐデーブ・スペクターにお伺いを立ててしまう日本のマスメディアの脆弱さに危機感を抱いている、どうもイマダです。 もうわかってます、これほどまでこ…

意外とかっこわるいスポーツの風景その1

6月13日

次回の会議のお知らせです。 テキストは、大澤真幸著、 『不可能性の時代』(ちくま新書)です。不可能性の時代 (岩波新書)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/04/22メディア: 新書購入: 14人 クリック: 191回この商品を含むブログ (169件…

あなたは探しているの?それとも捜しているの?

今回もまず、みなさんに謝らねばならない。ひとつはまた一週間以上連載に穴を空けてしまったこと。もう一つは、件の連載に使っていた本(『ラカン派精神分析入門』)、図書館に「奪われ」てしまったのだ。いや、ただしくは向こうが僕から「奪還」した形にな…

ラカン派精神分析的“恋愛”入門(第三回)―女の話は、ただ単に聞いてあげるだけでいいのか?

前回、マジンガーZからエヴァンゲリオンまでのロボットアニメの歴史的変遷を追った記事をのぞくと、だいぶ時間が経ってしまった、申し訳ない。今各所方面で話題のmoso magazineプレゼンツ「ラカン派精神分析的恋愛入門」第三回。 さて、前回までの内容を軽く…

俺の体は俺のもの、おまえの体も俺のもの

メルロ=ポンティ (現代思想の冒険者たちSelect)作者: 鷲田清一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/07/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 117回この商品を含むブログ (24件) を見る ■2つの「暴力」について 第140回直木賞を受賞した…

ラカン派精神分析的“恋愛”入門(第二回)

STEP1 女は治療から遠ざかる言い訳を探している まず今回は、弁明からはじめなければならない。 ひとつは更新が遅れに遅れたということ。これには諸事情があり、なかでも一番大きいのは筆者である私が現実社会を生きている実存であり、現実を生きている以上…

すいません、訂正です。

諸事情により、次回の会議は26日になりました。いつもとはちがい、日曜日なのでみなさんお気をつけ下さい。 時間と場所はいつもと同じ、午後三時に研究室です。 よろしくお願いします。イマダ

4月26日

次回の会議のお知らせです。 テキストは、檜垣立哉著、 『ドゥルーズ入門』ちくま新書)です。ドゥルーズ入門 (ちくま新書)作者: 檜垣立哉出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/04/01メディア: 新書 クリック: 25回この商品を含むブログ (31件) を見る日時…

ラカン派精神分析的“恋愛”入門(第一回)

はじめに(という名の言い訳) これは、ジャック・ラカンの娘婿、ジャック・アラン・ミレールにスーパーヴァイズを受けた精神分析家ブルース・フィンクの書いた『ラカン派精神分析入門』の、特に第1部の精神分析の実践的技法について割かれた『欲望と精神分…

横浜の紀伊国屋書店にて

視界の隅でなにやら不穏な動きを感じたので、ふと視線をむけると どうでしょう、上下に揺れております。 どこをどう見ても奇天烈なポージングの立ち読みをキメているおばちゃんがいたので、 後ろに回り込んでみると・・・ あっ、それを実践なさってたんです…

槇原敬之という才能――多面的な非モテの自我

CDを買っても歌詞カードなんてとんと見ない性分のため、曲を聴いていても何を歌っているのかわからない「虫食い」の箇所に出くわすことがある。さらにめんどくさがりな性分のため、わからなくてもそれでいいやとほっとくのである。それら虫食いは、繰り返し…

二次元美人は3日で飽きるが、三次元ブスは3日で慣れる

天然ブスと人工美人 どちらを選びますか? (光文社新書)作者: 山中登志子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/02/17メディア: 新書 クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見る 読書会の参考文献としてあげた本。本書では、ブスと美人の定義として「…

「スウェットで深夜、コンビニにやって来る女」にご用心

2nd GIG みなさんは、「スウェットで深夜、コンビニにやって来る女」に、どのような考えをお持ちで、実際に出会われた際どのように対処しようとお考えだろうか。 小腹の空いた深夜、僕は近所のコンビニに行く。別に誇るわけではないが、十中八九そこで食料品…

3月21日

次回の会議のお知らせです。 テキストは、三浦展著、 『非モテ!』文春新書)です。男性受難の時代 非モテ! (文春新書)作者: 三浦展出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/02/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (37件) を見る…

うすっぺらな男(だからこそ)の美学

2nd GIG みなさんこんばんは。 エレベーターを降りる際に、二人ないし三人くらいしか乗ってないのにバカ丁寧にも「開」を押してこちらが降りるのを待ってくれている人に、「さっさと降りろよ」と戸惑いながらも、やっぱり軽いお辞儀をして先に降りて行ってし…

置きにいく言葉

2nd GIG どうもイマダです。 みなさんは「置きにいく言葉」というのをご存じだろうか。 例えば、以前にこんなことがあった。僕がブックオフに買い物に行ったときである。本を選んでレジに向かう。ところが、僕がレジに行き店員さんが会計を始めてから数人が…

キャッチボールは相手の胸元に

2nd GIG どうもイマダです。 研究会や読書会と銘打たれた会合で、前々から「あ、こういうのって、あるな」と思っていたものがあったのだが、最近までそれについて何も書かないままほっといて忘れていた。しかし、つい先日またその「こういうの」を思い出す出…

2月28日

次回の会議のお知らせです。 テキストは、東浩紀著、 『ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 』(ちくま新書)です。ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)作者: 東浩紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/…

海老蔵だって言っている、ルールに縛られない男がいるって

2nd GIG どうも、イマダです。 最近、といってももう数週間前になるが、ふとテレビをつけたところ、ものすごい大歓声の占めるアリーナが僕に目に迫ってきた。画面が変わると、今度はごっついプロテクターをはめた黒人白人を問わない屈強な男たちがものすごい…