後悔日誌
最近、本や映画でよく「退屈」という言葉が出てくるような気がして、(僕がそれを選んで読み取っているだけなんだろうが)読まずに放っておいた小谷野敦の『退屈論』に手が伸びた。 ■ 人は退屈する。 人は退屈すると、ぼんやりと死について考えてしまう。漠…
今週号のAERAにマツコ・デラックスのインタビューがあったので買ってしまった。 初めて見たのはTBS「ピンポン!」のコメンテーター。その巨漢に衝撃を受け、「デラックス」という名のハマリ具合にまた衝撃を受ける。そして、言ってることがめちゃめちゃマト…
「マルチメディア文化課程にいて困ることは…? 何を勉強してるか親に説明するのに苦労するところかなー。」 マルチメディア文化課程に所属していて、こういう会話をしたり聞いたりしたことはよくあると思う。いわゆる「マルチあるある」だ。 自分も他人に聞…
後悔20日目 『蟹工船』が、売れているらしい。滋賀の本屋でも、文庫コーナーにどっさりと平積みされていた。先週の名古屋での読書会で少し話が出たこともあって注目していたが、横浜や東京でも本屋にたくさん積まれていた。書店員の手書きポップにはこうある…
後悔19日目 ディズニーランドのナビゲーターは、アトラクションに乗った僕らにまずこう言う。「このアトラクションは、絶対に安全でーす♪」 「ちょっとやそっとの衝撃ではー、びくともしませーん。」 「万が一、何かあったときも、緊急脱出装置がついている…
後悔18日目 山形県の花笠祭りに行ってきた。バックパッカーとまではいかないものの、青春18切符でよくある貧乏旅行。東北本線を鈍行でだらだらと北上し、落ち葉で止まるという噂の仙山線を経て山形駅へとたどり着いた。夕方6時頃、その日は3日ある祭りの…
今年も恒例の、雑誌『anan』「最新版 SEXで恋はもっとときめく!」特集号が発売された。バイト先の編集さんが参考資料に購入したものをいただいけることになったので、遠慮なく持ち帰る。どう見ても強面ヤンキーの土屋アンナが『さくらん』の主人公の時よろ…
後悔16日目 先週の月曜、三連休の最終日に映画館へと足を運んで「崖の上のポニョ」を見た。ジブリジブリと話のネタにはよく挙がるものの、実は映画館で見たことなどない、という作品が多いので、一回くらいは金曜ロードショー以外でジブリ作品を見ようと重い…
後悔15日目 先日、バイト先で『B型自分の説明書』に目を通す機会があった。雑誌の企画で使うので、バイトの全員がどのくらいB型か、この本の一問一答形式に沿って調べてみて欲しいとのこと。大体750問くらいあるチェック項目をひたすら埋めていき、最後に1ペ…
後悔14日目 『なりたい大人が周囲にいないと考えている中高生は約5割に上ることが、独立行政法人国立青少年教育振興機構が公表した2006年度調査で分かった。また、高校2年生の7割は将来仕事に就く条件に「正社員」を挙げ、安定的な雇用への意識の高さがうか…
後悔13日目 METALGEAR SOLID 2 SUBSTANCE (コナミ殿堂セレクション)出版社/メーカー: コナミ発売日: 2004/10/21メディア: Video Game購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (18件) を見る 先月、メタルギアソリッドの4がPS3で発売された。人気も人…
オーストラリア人男性の44年分の人生が、約4000万円で落札されたらしい。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000885-reu-int イアン・アッシャーさんは、新しい人生を始めるために、今までの「人生」すなわち家や車、持ち物全てに、仕事、そして…
バイト先に、冊子に使用した著名人の写真のバックアップを、ファイルにまとめて保存しておく「ストレージ整理」という仕事がある。袋に乱雑に入った写真のネガやポジやCD-Rなどを逐一チェックして、雑誌のバックナンバーを漁り、何年の何月号で使用した写真…
―― 大人たちは、子供たちの場所を、奪ってはいないだろうか? ―― 子供たちの声を、ちゃんと聞いているだろうか?―― いじめられ、無視され、辛い思いをしているお前たち、 ―― 勇気を出して、ほんの少しでいい、 ―― 受話器からその声を、お前たちの声を聞かせ…
また勘違い北島康介が意味不明なTシャツを着ていたので笑ってしまった。 「泳ぐのは僕だ」? 何を言っている。泳ぐのは、水着だ。 ■スピード社製水着が解禁されてから、バカみたいに日本新記録が出るので笑ってしまう。水泳に詳しくない僕は、「あれ、そんな…
自己紹介バトン 問1、起きてまずはじめにする事は? −テレビをつける。 問2、これだけは欠かせない日常的なことは? −お菓子を食べる。 問3、好きな食べ物3つ挙げて下さい。 −じゃがりこ、お漬物、お茶漬け。 問4、嫌いな食べ物3つ。 −しいたけ、納豆…
山下敦弘監督の『リンダ・リンダ・リンダ』という映画を見た。 「女子高生4人が、バンドを組んで、文化祭で、ブルーハーツを歌う。」という、そんな4要素に還元されてしまう単純なストーリー*1なのに、最後のライブのシーンで心が昂揚してしまう。 ■ よく…
ティーリラッタティラリラッタ ティーリラッタティー あなたは、 あなたが選んだものでできている。 スタイリッシュを選ぶ人へ。 日産の軽 MOCO 軽快なリズムと一緒に聞こえてくるこのキャッチコピーに、背中をゾクっとさせられる。 昨年10月より放送されて…
蜷川実花監督作品の『さくらん』が、日曜洋画劇場(テレ朝)で放映された。母の日になんて映画を見せるんだ、と思いつつ、序盤のエロシーンに惹かれてまた見てしまったが、本当に後悔した。 さくらん [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2…
エンジン全開ゴーオンジャー 1、2、3、4、ゴーオンジャー スリー、ツー、ワン、レッツ、ゴーオンジャー! ゴーオン! ■ ゴールデンウィーク真っ只中の5月4日(日)、ふらりと京都駅に来たは良いが、行く場所がなく困っていると、あるポスターが目に入る…
「僕ら〜が引力に〜、逆らいながら〜出会った頃〜♪」と一人カラオケに興じていた302号室の扉がバタンと開き、「歌う〜? あたしも歌う〜?」と奇天烈な質問を連呼しながら20代中盤と思わしき女性が突然部屋に入ってきた。仲根かすみっぽい*1かわいらしい人だ…
処女幻想についての議論がWeb上でよく交わされている。「処女としか付き合いたくない。」「一度でも男性と関係を持った女なんて、汚らしくて好きになれない。」などなど。多少の誇張は混じりつつも「穢れ」への嫌悪が溢れんばかりに綴られているのを見ると、…
道端にエロ本が落ちているのを見掛けると、未だに心の昂揚を抑えられない自分が居る。ハタチを超えた今でこそ、持ち帰りたくなるほどの衝動に駆られることはなくなったが、それでも思わず立ち止まって中身を確認してしまうことがよくある。草むら、川べり、…
読書会の良心ことおおはしくんが、ついに症候会議で連載をスタートさせます。読んで後悔した本、観て後悔した映画、生きてて後悔した出来事と、たまに後悔しなかったことについての日誌、その名も「後悔日誌」です。 こうご期待。 イマダ