moso magazine

moso magazineよ、永遠に

――FINAL モテるためには、何が必要かということについて話していた際に、後輩女子から「エロさ」が必要なのだということを聞いた。なるほどと思ったのだが、よく考えてみたらエロいということを突き詰めていくと、「エロいって何?」という疑問にぶち当たる…

観念論者の憂鬱

――issue35 ここでは賛美両論を呼ぶこととなったヴィレッジヴァンガードですが、この前実家に帰った際に、あまりにもヒマなため毎日足を運んでいました。 でも、何か買うという目的があるわけではないんです。前にも書いたかも知れませんが、僕はあの店のあの…

SATCを視て変に共感している君に告ぐ

――issue34 つい昨日まで帰省していたが、テレビをつけると民放とNHKはどこもかしこもオリンピックばかりで視る気が失せるので、WOWOWばかりつけている。 しかしそんなWOWOWもなかなか強烈というか濃い編成で、先日まで深夜になると毎日「セックス・アンド・…

オリンピックのキャスターしてるの見たもんで・・・

issue――33 みなさん、暑中見舞い申し上げます。 もうね、いい加減3週続けていいたきゃないけどですね、またまたあの三文字が書きたくなってくるわけですよ。大体僕は○○○と感じる事はあまりなくて、一般的な○○がりでもないんですが、連日こうも○○○と、ついつ…

話を盛る話

issue――32 ほんっと、2週続けて言うのはさけたいところだけど、とにかく親の敵のように連日暑いのである。暑すぎるのである。こんなに暑いとなんも物を考えたくなくなるし、ましてやその考えたことを整合性のともなった文章にして人様に見せびらかすことに…

恋の季節ってなに

――issue31 お暑うございます。僕が生ものなら、とっくの昔に腐っております。 本当にお暑うございます。 ところで「夏といえば恋の季節」という方程式は、いったい誰がはじめに思いついたんだろ。なんで夏なんだ?冬ではダメなんだろか?夏といえば恋だから…

「元」男女の友情否定主義者がDVについて考える

issue――30 「アキバのカトウくん」は、自分がモテないことにキレて、自らトラックで聖地に突っ込んだ。 「王子のスガノくん」は、「親が言うこと聞いてくれない」と憤って本屋さんの床を真っ赤に染めた。 最近立て続けにこういった通り魔殺傷事件が起きてい…

本当のエコを教えてしんぜよう

――Issue29 若干時期がズレてしまいましたが、洞爺湖サミットについて。 今回は環境問題がテーマだったそうで、おそらく各国の首脳やその道のプロの方々が、けんけんがくがくと地球の明日について議論を交わしあったのでしょう。では僕も、症候会議の首脳(自…

「婚活時代」がやってきて、「崖っぷち高齢独身者」になるかもしれない・・・

――issue28 別に婚期を逃してしまった負け犬OLであるわけでもないのに、何かの巡り合わせで最近結婚とか家族関連の本ばかり読みあさっている筆者であるが、樋口靖彦著『崖っぷち高齢独身者』は、さすがに笑ってはいられなかった。先日、8歳年下のバレエダンサ…

ある日の講義ノート

――issue27 私事ですが、先日大学で授業するという貴重な機会をもらいました(といっても30分ですが)。小学生の頃、下校途中に見つけた犬のうんこをムカつく担任の車のボンネットに乗っけて逃げていたような反抗的な人間ですから、これはある意味すごいこと…

トシちゃんとEXILEとカラオケボックス化する世界

――issue26 もしそれの発売が延期や中止になったとしても、世界は何も変わらないだろうし、万物は寸分たがわず流転するだろう。社会的な影響を考えるにつけても、スポーツ新聞が一面を差し替えられることはないだろう。せいぜいタバコの箱大の三面記事が載る…

moso magazine issue25――古畑任三郎の精神分析後編

誰も待っていないという説もありますが、みなさんお待たせいたしました。古畑任三郎の精神分析後編です。前回のmoso magazine――isuue24では、古畑任三郎という刑事が、スラヴォイ・ジジェクのいうところの古典的探偵に見事にあてはまるということを確認した…

moso magazine issue24――古畑任三郎の精神分析

古畑任三郎の精神分析―前編 僕は根気がなくて、連続ドラマというものを1話から最終話まで通して見届けることがなかなかできない。途中で飽きるか、一度視るのを忘れてしまうと、飛ばしてしまった1話が気になって続きに入り込めなくなり、結局見るのを止めて…

moso magazine issue23―― 今週の「秋葉原」

「点」と「線」の違い 今朝方、症候会議のメンバーと本場のメイド喫茶に行ってみようという話になっていたので、今日の事件には戦々恐々した。松本人志が以前「一番強いヤツは誰か」という話題で、あらゆる格闘家を退けて、「平気で人を殺せる人」と言ってい…

moso magazine issue22

「あなたは平凡ですか?」という問いにあなたならどう答えるだろう。 平凡と非凡。 もしその2つのうち、自分でどちらかを選択できるとしたら大抵の人は、後者を選ぶのではないか。その非凡な才能で名を上げたいという気持ちは、よほどの恥ずかしがり屋でも…

moso magazine――Issue21

「僕の好きなもの」を超えていく 今週の「涙よ止まれ、今夜だけは」の松下くんの記事を読んで、何かコメントしようと思ったんですが、書いているうちに長大になり、もったいないなと思ったので記事にしました。またこの記事を読む前に、ほかのIssueでも「好…

moso magazine issue20――「やっぱり金か!?」

moso magazine も皆様に愛されてissue20まで掲載することが出来ました。 今回はそれを記念して前から暖めていたことを書こうかと思っていましたが、いろいろ脳内のストックを消費していかなければならんというイマダの使い勝手の悪い脳の事情もありまし…

moso magazine Issue19――今週の「TBS」

前号Issue18――今週の「テレビ」が予想外の盛り上がりをみせたので、今回はTBSネタ続編。前回は昨今のTBSの「ダメさ」「古さ」について論じた。今回は「煽り映像」という観点からそれに迫ってみたい。書いているうちに長編ものになってしまったので、心…

moso magazine Issue18――今週の「テレビ」

もうお気づきだと思いますが、moso magazineのロゴが完成しました。この本家をパロったかっちょいいロゴを作ってくれたのは、読書会の良心ことおおはしくんです。 彼に拍手!(パチパチパチッ)遅ればせながら、そのことを冒頭でご報告させていただきました…

moso magazine Issue17――今週の「歌」と「映画」

「ファスナー」と「ジョゼと虎と魚たち」 作詞家も人間であり、成熟というものがある。 彼らが書く愛の歌もいつしか、デビュー当時のような「好き好き好き好きーッ!」という通り一遍等で自分勝手で押しつけがましいものではなくなり、その愛という現象から…

moso magazine Issue16――失われた言霊シリーズ―4

大学院の授業が大体夕方なので、酷い生活を送っています。 ワイドショーばっかり見てしまいます。ダメですね。もっと本を読まなきゃ。 都はるみの旦那さんが、4月の上旬に自殺されたそうです。 そんな彼女が今日、香川でコンサートがあったらしいのですが、…

moso magazine Issue 15―― 今週の「雑記」

まあプロ野球が開幕したわけだが、ご覧の通り全然盛り上がっていない。 前にここでプロ野球について書いたときには、今の時代に130試合以上もすっから飽きられるんだよ、という結論を出した。あのときは、よくちまたで言われている原因に「巨人が弱いから」…

moso magazine Issue 14―― 失われた言霊シリーズ―3

「大家族もの」のドキュメンタリーが定期的に放送されます。 僕はそんなに興味ないんですが、昨日の奄美大島の12人家族の特番、「痛快!ビックダディ」というシリーズの番宣用に昼間放送された、過去の回の再放送を何の気なしに視ていました。 その家族は、…

moso magazine Issue 13―― 失われた言霊シリーズ―2

次いってみよ〜!(いかりや長介)ということで、失われた言霊シリーズ第二弾でございます。前回は加筆修正と書きながら、加筆しているうちに原型がほとんどなくなって、結局は前日にあったことを書いた形になってしまったので、今回はほぼ原型のままお披露…

moso magazine Issue 12―― 失われた言霊シリーズ―1

はじめに 今回はかつて、あるブログに載っけていた文章を加筆修正する形で記事を書きたいと思います。詳しくは述べませんが、つい先々月までそのブログでは、志ある若者達が文章を書き、日々アップするという営みを続けていました。時には書くことがないとい…

moso magazine Issue 11――今週の「エッセイ」

まだまだ挫折がたりねぇ! 胃袋が縮こまるほどにつらいことが起きた時、あなたはそれに対してどう対処するだろう。私は自分がそうなったときはいつも、「少年マンガの弁証法」という方法(といっても私が名付けたのだが)をひとつの処方箋にしている。 少年…

moso magazine Issue 10――今週の「本」

愛の空間 (角川選書)作者: 井上章一出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版発売日: 1999/08/04メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (20件) を見る日本の明治から現代まで。男と女の逢瀬の空間、要するに「日本人はどこでSEXしてきたか」…

moso magazine Issue 9――今週の「人」

高橋尚子 午後十時。 無音のスタジオ、安藤優子を真ん中にして滝川クリステル、櫻井よし子ら沈痛な面持ちのキャスター、コメンテーターらがテレビ画面に横一列にならんでいる。 いったい何が起きたのか。 高橋尚子がオリンピック選考から脱落したのだ。 まる…

moso magazine Issue 8――エッセイ

ならぶ 突然ですがみなさん、ならんでいますか? 現代はインターネットの時代ですが、実生活では依然一度に全員の要望をかなえることはできない、一人ずつを順番に処理しなければならないことがまだまだたくさんあります。だから、人は行列を作って、それに…

moso magazine Issue 7――コラム3―2

「コンテンツ」としてのプロ野球 後編 長々と更新を怠っていました。 この「コンテンツ」としてのプロ野球も前編を書いておきながら、長らく放置しておりました。 数少ないmoso magazineの読者の皆様、申し訳ありません。 これにはそもそも僕の家のパソコン…